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それぞれの幸せのカタチ  [2005年03月05日]

テレビの特集などで見かける、家族に障害者を持った人々のドキュメンタリー番組。
独身の頃は、テレビのチャンネルを変えるときは、このような番組は素通りしていたが、
妻ができ、子どもができると無関心ではいない自分に気が付く。リモコンの手が止まる。

障害の子どもを持つ番組を妻が録画していた。
他に興味を引く番組もなかったので、未視聴番組を減らすために再生してみた。

我が家の家族は五体満足。次男の頭の形が不恰好である以外、みな健常者たちである。
休みの日は、普通の朝ごはんを食べて、ゴロゴロして、お昼を食べて、ちょっと出かけて、
夕飯を食べて、お風呂に入って、布団をかぶる。うーん。普通の日常だ。

障害のある子どもを一日中、休む暇も無く介護している家族。
なぜ自分がそういう状況にいるのか理解できず、一晩中泣いている子どもに、
「そうだよね」と言葉をかけ、我が子を抱いている母親の姿。
このような番組を見ると、妻は決まってこう言う。「あたしには無理だなぁ」。

朝、着替えをさせようとするとグズッて机の下に潜り込んだり、
ご飯中、飲み飽きたコップの牛乳を、皿のなかにひっくり返したりする子どもたちに対し、
「それはなぜ駄目なのか」を教えなければならないと分かっていても、つい大声を出してしまう。
そんな自分を思って「あたしには無理だなぁ」のようである。
そして、うちは「幸せなんだね、お金持ちじゃないけれど」とも。
(うむ、あぃすまぬ。)

ただ、そういった家族の多くが、
「普通な家族と比べれば不自由で大変だけど、楽しくやっている」とこたえる。
すべての家族がそう思っているかはわからない。
でも、ひょっとしたら私の想像以上に楽しく暮らしているのかもしれない。

自分の子どもの頃、家はどちらかと言えばお金が無いほうだった。
ただ、うちより裕福な家の子や、もっとお金が無い家の子も、同じクラスで生活する中で、
「あいつは不幸だ」「あいつは幸せだ」とはあまり感じなかったように思う。
もちろん、おもちゃのたくさんある友人を「うらやましいなぁ」とか、
兄弟が多くていつもお下がりばかりの友達を「大変だなぁ」と感じことは多々なのだが。
(その家族の親の気持ちは別として)

元気だから幸せ?
頭が悪い子は不幸せ?
運動会でビリになることは?
障害があることは不幸ということ??

どこからが幸せで、どこからが不幸せなどという線は引けないのかもしれない。

それよりも問題なのは、自分の幸せを確認するために人と比べてしまうこと。
小学生の頃、テストの結果が悪くても、「もっと点数の悪い人もいるよ」という私に、
「上を見れば限り無し、下を見ても限り無し」と、親はよく言っていた。

30年経って、人の親となって、ようやく意味が分かりかけてきた。
人と比べて自分の立場を認識することで、自己の満足は得られるかもしれないが、
家族を幸せにするためには、自分の満足だけでは駄目で、
みんなが「不幸せではない」と思えるように頑張らなければならない。ということのようだと。

だから、障害者を持つ家族の苦労があるように、普通の家にも苦労はあり、裕福な家庭にも苦労があって、
それを比較することで感じる幸せは、本当の幸せではなく、
普段から感じられる幸せを増やそうということなのだろう。

お金やものさしでは計れない、人々がそれぞれの幸せのカタチを持って暮らせれば、
素敵な世の中なのだろうなと、筋の堅い妻のキンピラごぼうを食べながら感じた晩御飯でした。


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私の妻はベージュ女  [2005年02月23日]

先日は妻の誕生日だったので、かねてより「欲しい欲しい」と言っていたシャンパングラスをプレゼントしました。
あなた、お酒なんて飲まないじゃん。シャンパングラスなんて他に使い道も無いし、どうするのでしょう。
まぁ、とても喜んでくれたようで、よかったよかった、です。

グラスはエッヂングや奇抜なデザインではなく、脚の部分に藍のガラスの通ったシンプルなものを選んでみました。
総じて妻の趣向は、「シンプルなデザインでワンポイントが好き」ということなので、あまり悩むことは無いのですが、
所有している数が増えてくると、似たようなものばかりたくさん!という状態になってしまいます。

私から見ると「シンプルが好き」というよりは「趣味が地味」というのが、口には出せない感想です。
服装なんかも、パステルやビビッドな感じのは最近見ていないし。
もっとも、私もあまり気を使わないほうですが、それにしても。ねぇ。

通販などで買い物をしているようで、商品が届くと「こんなの買っちゃった!」と、嬉々として箱を開封しております。
見せられた私は「ん?先月も同じものを買ってなかったかい」と言うと、「ここが違うんだよ。ほらほら!」と妻。
……はい。よくわかんないけど、それでいいです。あなたが満足できるなら、たぶんそれでいいです。

普段もジーパン。お出かけもジーパン。ちょっと頑張って地味なスカート。
この前も通販カタログで地味な色のシャツを「これなんかどうかな?」と見せられました。
「うーむ。相変わらずベージュだな。よし、お前の名前は、きょうから『ベージュ女』だ!」
はい。言ってやりましたよ。

「ベージュ女?!なんなのーーー。まるで持っている下着全部ベージュみたいじゃないかぁ!」
ものすごい勢いで反論してましたけどね。地味地味なのだから、あなたはしばらくの間、その名前です。
春も近く、ファッション雑誌はピンクや水色のふわふわファッションを特集しているのに、
通販カタログで、あえてベージュを選択したあなたは、ベージュ女です。
おかしぃなぁ。結婚する前は、もちょっと気を使っていたような気もするが。

妻が言うには「働いていた頃は洋服にかけるお金もあったけど、今は自分の服を買うにも気が引ける。
いつでも使えるように、もっている物に合うように、とすると同じ系統がふえる」のだそうです。
気が引ける……ですか?おかしいなぁ
私の洋服代からすれば、ものすごい勢いで購入しているようにも見えるのですが。気のせいか?

いやいや。
こんなことを書くのも、いつまでも素敵な女性でいて欲しいからです。
米寿になるまえにベージュ女になってどうする。

うむ。すこしは街へ連れ出してやらないと、さびるな。
妻を連れ出すのはいいとして、チビたちはどこにしまっておこうか。

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汚名挽回とがんばってみたが……[2005年02月19日]

先日まで入院しておりました。声を小にして言うとお尻の病気ということでした。

生命にかかわるような病気ではなかったので、なかなか診察に行かずほおっておいたのですが、
知人の「病院に行ったら、簡単な処置でおわった」との言葉から、気楽に病院へ行ったのがきっかけでした。
で、診察の結果「こりゃ、手術だね。うん、2週間入院だわ」。

……ぅん? しじつ?? にしうかん??? にういん????
だって、だって、簡単な処置でぱっておわったって聞いたよ。

どうやら、その方のものとは別物だったらしいです。
んで会社の休暇も予想以上に簡単に取れてしまい、今回の入院という事態になりました。
本人が一番びっくりですよ。

で、周辺の人間にしか連絡が取れず、病室での生活が始まってしまいました。
基本的には手術さえ終えれば回復を待つだけという状態だったので、気楽に構えていたのですが…
ひまひまひまひまひまひまひまひまひまひまひまひま!一日中テレビ見てました。
ものスゴイ芸能情報を収集してしまいました。そして「暴れん坊将軍」。楽しかったです。ありがとうマツケン。

このときは本当に妻の存在に感謝しました。
普通なら患者は自分で洗濯をしなくてはいけないところを「洗濯物はある?」「なにか欲しい物は?」と…。
ジャンプが読めるのも、みかんが食べられるのも、みんなあなたのおかげでした。

というか、そんなんで感謝している自分が不思議です。みかんくらいなら、妻が普段から買ってきているのに。
病気しているときは弱気になってしまうせいかな。有り難味が200%増量ですから。
白衣の天使という言葉も、うんうんです。

昔から、日記は長続きせず三日坊主で、今度こそは汚名挽回と頑張ってきたブログ更新だったのですが、
突如として更新が途絶えたのはそういったことからです。

お見舞いしてくださった皆さま、メッセージを残してくれた方々。ありがとうございました。
無事に復帰できました。

これからも精進しますゆえなにとぞよろしくお願いします。

追記

入院中あまりにやることがないので何冊か本を読んでいたのですが、気になったのがこの言葉。
汚名挽回。あえてタイトルに入れてみましたが、どうやらそういう言葉もありのようです。
今回読んだ本「問題な日本語 」では、「汚名挽回」は誤った造語といわれることがあるが、
「劣勢を挽回する」という言葉では、ここでの挽回は「まきかえす」という意味となり、
「汚名を挽回する」といった場合は、きせられた汚名を「まきかえす」ということで、特別否定される言葉ではない、
とのこと。

これまで、私は誤った言葉と思っていました。
もちろん、この本の解釈が本当に正しいかどうかは、私にはわかりません。
ただ、こういった見方があるのに、テレビや新聞などでいわれるままに誤りと感じていたのは、
改めたほうがいいのかなと思いました。

でも、こんなことわりを書かなくてはいけない言葉ならあえて使わず、「名誉挽回」でもいいような気もしますな。

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※赤銀さまに間借りさせてもらっています。感謝感謝です。
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やってもいいこと、わるいこと[2005年01月15日]

パソコン買った
自宅のデスクに最新のパソコンが配備されました。黒光りするタブガイ!
最近、よくCMで見かける「DELL」のパソコンです。
黒いパソコンは、ペケロク(X68000XVI 16MHz!)以来、10年ぶりくらいです。

最近はグラフィカルなユーザーインターフェースが普及し、パソコンの敷居を大きく下げたことで、 誰でも簡単にコンピュータを利用することができるようになりました。

今後生まれてくる子どもたちは、物心ついたときから、周りにはメールやらインターネットが 当然のように存在し、便利な社会を享受できることでしょう。 「読み書きそろばん」は、「読み書きパソコン」となるのでしょうか。 ただ、パソコンは便利で楽しいものというだけでは済まされないこともあります。

最近はオークションなどで詐欺行為を行って荒稼ぎをした中学生や、 IDを使い、他人になりすましてネットゲームを利用したことで罰せられたり、 同級生の悪口を掲示板に書き込んだことで殺人事件に発展するといった話をよく聞きます。

「人に怪我をさせてはいけない」「人の物を盗んではいけない」 きっと誰もが、親や先生から教えられることです。 このような一般常識を親が教育することで、 子どもたちは「やってもいいこと、わるいこと」を学んでいきます。

しかし、一般家庭にパソコンが普及して10年程度。 長い間、世間で培われてきた社会通念とは違い、コンピュータ関連の法整備もこれからです。 本当に怖いのは、「やってもいいこと、わるいこと」を大人でも完全に把握できていないことでしょう。

自然の中で長い時間をかけて繁殖してきた植物と違い、組み換え遺伝子の植物は、突然そこに生まれます。 それが野生化した場合、周りの植物に悪影響があるかどうかは長い検証が必要です。 パソコンやネットワークといった、近年、突然現れた情報技術も、しっかりとした視点から、 「やってもいいこと、わるいこと」を学んでいく必要があるのではないでしょうか。

『この前、あなたがホームページに書いた内容。 無断でよそのページからコピーしたものではありませんか?』

それにしてもこのパソコン。 早くて便利になったなぁ。

しなくてもいいんだもん[2005年01月10日]

私の両親は、妻に対し、「年子の子ども2人を相手によく毎日頑張っている」と いう評価をしているようです。

実家に帰省中、妻が子どもたちに対し大声で叱ることはなく、平穏な年始を過ごしており、 それを見た両親は、よく毎日頑張っていると感じたようです。

何をするにもイヤイヤ!な長男と、ちぃーともじっとしていない次男を見れば、そう思うことでしょう。 おじじたちは元気すぎる孫に、振り回されていましたから。

それにしても、「どうしてこうも違うのか」と疑問に思っていました。妻のことです。 いつもなら、テレビのチャンネルを勝手に変えただけで、大声が聞こえてくるというのに、 実家では優しいお母さんとは……。どういうことだ??と。 でも、話を聞いて納得しました。「だってご飯の支度をしなくてもいいんだもん」

そうでしたね。 朝、昼、晩と食事の支度をすることの大変さに加えて、 足元に絡み付いてくる子どもたちを払いのけ、調理する。 掃除や洗濯、ご飯のお買い物まで……。 それをしなくていいということが、彼女をこれほど変えるということは。

「子どもがいること」は、ストレスの大きな要因であることなのだなぁと感じました。 もちろん、子どもから受けるものはストレスだけではなく、喜びや楽しみなどありますが。

核家族化が進み、親の助けを簡単に求められないことは、思いのほか苦労が大きいようです。 また、家族が多ければ人と接する際のバランスも培われるのでしょうが、親2人、子2人ではなかなか。 子ども達のことを思うと、それもまた大切なことだと感じます。

うむ。あとは嫁と姑の関係か。夫にはよくわからない問題だなぁ。 気をつけよ。